アップロード時に生成される画像サイズの追加/削除と選択肢への表示

ワードプレス

投稿インポートの際、uploadsフォルダが巨大になったケースがあり、自動生成されるサイズを整理したのでメモ。

サイズの追加

これは簡単。

functions.phpに追記するだけ。

add_image_size('thumbnail-vga', 640, 480, true );
add_image_size('thumbnail-banner', 1000, 563, true );

名前、縦横サイズ、クロップするかしないか、を指定するだけ。好きなだけ追加。

追加が必要なケース

「サムネイル、中サイズ、大サイズ」は「設定>メディア」で簡単に変更できるので、これが困る。

アーカイブのサムネールとか、ヘッダーとか、完全に縦横が決まっている箇所に使う場合、クライアントが変更できない専用サイズを用意しておかないと大惨事。

デフォルトサイズの削除

add_image_size('medium_large', 0, 0);
add_image_size('1536x1536', 0, 0);
add_image_size('2048x2048', 0, 0);

縦横を0にすると、そのサイズは生成されなくなります。

上記のサイズは「設定>メディア」にもオプションがないし、サイト幅を超える画像は要らないので削除。

高精細画像の表示が必要ならライトボックスでフルサイズを表示するし。

投稿への挿入の際、選択肢に追加する

サイズを追加しても、このままだとメディアの挿入時に選択肢に表れないので更に追記。

function add_select_sizes( $sizes ) {
	$image_sizes = array(
		'thumbnail-vga' => __('VGA'),
		'thumbnail-banner' => __('バナー')
	);
	return array_merge( $sizes, $image_sizes );
}
add_filter( 'image_size_names_choose', 'add_select_sizes' );

これで、「バナー – 1000 × 563」「VGA – 640 × 480」のように追加サイズが選択できるようになります。

Regenerate Thumbnails

この手の記事では必ずと言ってよいほど登場するプラグイン。テーマの設定した通りにサムネールを再生成してくれます。

「設定>メディア」の指定と、functions.phpでの指定、併せて処理してくれます。

Delete thumbnail files オプション

テーマで設定していないサイズを削除するオプションがあります。

「Delete thumbnail files for old unregistered sizes in order to free up server space. This may result in broken images in your posts and pages.」

 

チェックを入れて再生成したところ、特に問題なくダイエットに成功。

PDFもリサイズしようとしますが、「出来ないよ!」とログを残してスキップします。

大きいサイズを使いがちなクライアントさんの場合、ダイエット効果が期待できますね。

※トラブルが起きても元には戻せないので、バックアップを取るなり、クローンサイトで試すなり、慎重に!