グルーブボックス系のアプリをいくつか使ってみています。
コルグの”Gadget”、プロペラヘッドの”ReBirth”あたりが同じジャンルに入ると思いますが、これらは有名でレビューもたくさんあるので割愛。
「グルーブボックス」の定義を正確には知りませんが、
- 他のアプリやデバイスとの連携が必須ではないことが前提
- ドラム、ベース、シンセなどのパートをまかなえるサウンドアプリ
という感じで集めてみました。
( 音源についてアナログとかFMとか書いてますが、ちょっとアヤシイです。)
Electrify NXT
“Electrify”の後継バージョンです。
初代はストアでのレビューがあまり良くなかったので見送っていましたが、NXTはイイ感じです。
音源はFMとサンプリングです。
Ableton LIVEのセッションビューのようにクリップを並べて好きなように再生する、というのがメインです。
横一列の一括再生も出来ます。
エフェクトはフィルター、ディレイ、モジュレーション、ディストーションと一通り揃っています。
ミキサーやエフェクトにもアクセスしやすく、リアルタイムでのパフォーマンスに配慮されています。
MIDIに対応していますが、設定画面が文字化けしていてよくわかりません。
ユーチューブ動画:http://youtu.be/9cH1k7e56Bk
Stroke Machine
ドイツのシンセメーカー”Waldorf”のサウンドデザイナーが開発に携わった、という触れ込み。
音がどうの、という前にまず目が痛いです。スキンが2種類から選べるので真っ先におとなしい方に切り替えました。
音源はアナログ+FM?とサンプリング。
パラメーターがたくさんあって、サウンドの幅は広いです。
LFOを好きなパラメータにアサインできたりと、イジリ甲斐があります。
出来ることが多く、それを小さな画面に収めているので、マニュアルを一通り読まないと何が何だか分かりませんが、シンセの楽しさを実感できるAppと感じました。
MINT.io
かなりダブステップにシフトしたApp。
プリセットがそれっぽかったり、WOBBLEエフェクト(ベースがビヨビヨいうアレ)が固定で表示されていたり。
ドラムとベースをパターンで走らせ、シンセを適当に鳴らしていく、というのが基本スタイルのようで、リアルタイムパフォーマンスに特化した感じです。
App自体は無料ですが、体験版扱いなので課金しないとセーブも出来ません。
bleep!BOX
音源は アナログ系。チープなサウンドで、チップチューンっぽい感じが合うと思います。
エフェクトはディレイのみ。
操作体系はちょっと分かりにくい感じ。
画面を切り替えないと色々操作できないので、リアルタイムでいじるのはキツイです。
iPhoneでの操作を重視しているようで、iPadで使ってもあまり恩恵は感じません。
technoBox2
TB-303が2台、TR-909が2台、と説明するのが手っ取り早い感じの一本。アナログなアレです。(ドラムは909、808、606から選べます。)
XYパッドの画面もあるので、リアルタイムで遊べます。
音源が音源なので、出てくる音も想像通り。
このジャンルが好きなら、という感じ。
MINT.ioとbleep!Boxはブルートゥーススピーカーでの再生は出来ません。
設定にも見あたらないので仕様のようです。
今のところ、一番のお気に入りはElectrify NXT。
直感的に遊べて、それなりにイジレる点が○。